誰にも訪れる、卒業という別れの節目。学生時代を一緒に過ごした仲間や先生たちとの別れ、慣れ親しんだ場所からの旅立ち……。そんなときに、歌詞に込められたメッセージ、そのメロディが、多感な心につきささる。2011年卒業ソングランキングを発表。 「3月9日」は、日本のロックバンド、レミオロメンの2ndシングル。2004年3月9日発売。メンバー3人の共通の友人の結婚記念日(2003年3月9日)を祝う為に作られた曲。2009年2月にオリコンが10代?20代の男女の若者1000人にインターネット調査した「定番の卒業ソング」ランキングで1位に選ばれた。なお2007年、2008年の調査でも1位に選ばれている。 「旅立ちの日に(たびだちのひに)」は、埼玉県秩父市立影森中学校の教員によって1991年に作られた卒業ソング。作詞は当時の校長であった小嶋登。作曲は音楽教諭の坂本浩美。編曲は多くの合唱曲を手掛けている松井孝夫。今日では、「旅立ちの日に」を卒業式で歌う小中学校が徐々に増え始めているようだ。いつの日か、「仰げば尊し」や「巣立ちの歌」、「贈る言葉」などに代わって、この「旅立ちの日に」が最もスタンダードな卒業式の歌となっていくのだろうか。 SPEEDの6th single「my graduation」。「White Love」と並ぶ、SPEEDの代表的バラードです。愛する人との別れを歌う歌詞。様々な事を思い返す穏やかな序盤から一転、ハッとふっきれたように展開するサビ、はちきれそうに力強い歌声が印象的。圧倒的な切なさを感じます。バラードながら湿っぽくなく、ガツンと心を打ちます。1998年の春に3週連続で首位をキープ、150万枚に迫る大ヒットを記録しました。そして、卒業ソングとして支持の根強い、SPEED屈指の名曲です。 「卒業写真」は、荒井由実(松任谷由実)のヒット曲。作詞?作曲は本人によるもので、卒業シーズンの定番曲。歌詞の中で「卒業写真のあの人」「あなた」とあるが、それは「恋人」ではなく「同性の友人」を意図しているとのこと(松任谷由実のオールナイトニッポンで松任谷自身が解説)。 「贈る言葉」は、1979年にリリースされたフォークグループ「海援隊」のヒット曲。武田鉄矢が主演のテレビドラマ「3年B組金八先生」第1シリーズの主題歌として使われ、100万枚を超えるセールスを記録した。作詞は武田鉄矢、作曲は千葉和臣。矢野立美の編曲による武田鉄矢のソロバージョンの「贈る言葉」も1992年に発売された。 |
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