3時のNHKニュースです。 沖縄県名護市の浅瀬で、輸送機オスプレーが不時着して大破した事故で、アメリカ軍は今日午後沖縄県で事故の後停止ていたオスプレーの飛行を再開させました。詳しい事故原因は明らかになっていない中での飛行再開に県内では反発の声が更に強まりそうです。 今月13日、沖縄県名護市の浅瀬にアメリカ軍のオスプレーが不時着して大破した事故のあと、防衛省はアメリカ軍に対し安全が確認されるまでオスプレーの飛行を停止するよう申し入れ、飛行が停止していました。これについてアメリカ軍側は事故は機械的な問題ではないとして飛行再開を打診し、日本側と調整した結果、今日午後2時以降、全面的に飛行を再開させることを決めました。 そして午後2時ごろからアメリカ軍普天間基地でオスプレーが相次いで離陸し、飛行を再開したことが確認されました。アメリカ軍は今回の事故について、空中給油機から給油を受ける訓練中、燃料を送るホースがプロペラの羽に接触して、羽が損傷し、飛行が不安定になっていたとして、当面空中給油は見合わせるとしています。 オスプレーの飛行再開について、沖縄県の翁長知事は今日午前記者団に対し、言語道断だと述べて、詳しい事故原因が明らかになっていない中での引こう再開に県内で反発な声が更に強まりそうです。 政府の来年度予算案の編成作業は、今月22日の閣議決定に向け、麻生副総理兼財務大臣と各大臣との閣僚折衝で最終版の調整が進められています。 閣僚折衝は午後2時ごろから始まり、石井国道交通大臣との折衝では、取得の低い子育て世帯や高齢者向けの住宅として、空き家を有効に活用するためリホームの使用や家賃の一部を補助する新たな制度の創設が決まり、凡そ27億円が盛り込まれることになりました。 又今年8月に記録的な大雨で大きな被害を出た北海道で堤防の整備や川底を深くする緊急対策の予算として凡そ32億円が認められました。岸田外務大臣との折衝では、海外にある日本人学校の安全対策を強化するための予算などを15億円増額することなどや途上国の海上保安能力の強化に向け、ODN政府開発援助を5億円増額することが決まりました。 このほか塩崎厚生労働大臣と加藤一億総活躍担当大臣との折衝では、保育士とほかの業種との賃金格差を縮めて、人材確保に繋げようと2%程度の賃金の引き上げなどが認められました。閣僚折衝がこの後東日本大震災の被災地企業の人材不足の対策について、今村復興大臣と折衝するほか、高市総務大臣とは地方交付税の上澄みについて最終的な調整を行ないます。 山口県下関市の別荘の敷地で、服を着ていない男性の遺体が遺棄されているのは見つかった事件で、直前に現場から車が走り去るのは目撃されていたことが分かりました。警察は何者かは車で運んで遺棄したと見て、行方を捜査しています。 今日午前0時ごろ、山口県下関市豊北町に住む人から近くの別荘で大きな物事がしたと警察に通報がありました。警察が調べたところ、別荘の敷地内で服を着ていない男性が仰向けの状態で死亡しているのが見つかったということです。調べによりますと男性は年齢は50代から70代ぐらいで、目だった外傷はなく、死後数日経っていると見られてます。警察によりますと、通報した人は20分ほど前の午後11時40分ごろに物事が聞こえたため、外を見たところ、車が別荘のすぐ近くを通る国道191号線を走りさるのを目撃したと話しているということです。 警察は男性の身元と確認を進めるとともに、何者かが車で運んで遺棄したと見て、死体遺棄事件として車の行方を捜査しています。現場は海水浴場の傍にある別荘で、近所の人によりますと、普段所有者は住んでおらず、夏場しか使われていないということです。 シリアのアサド政権がほぼ全域を制圧した北部のアレッポでは、3日前から中断されていた市民の避難が日本時間の今朝から再開されました。内戦の情報を集めているシリア人権監視団によりますと、これまでに市民など300人あまりがバスで市の外に出たということです。今回の避難はアレッポで抵抗を続けていた反政府勢力が事実上降服したことで始まった形ですが、激しい攻防を続けた双方の対立が根深く、今も取り残されている数万人もの市民全てが無事に脱出できるかが今後の焦点となります。
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